「食費は削りたくない。でも、ムダは減らしたい」
この矛盾をいちばんラクに解決できるのが、冷蔵庫の使い方の見直しです。
冷蔵庫の奥で野菜がしなびたり、同じ調味料を二重買いしたり。
こういう“小さなムダ”が積み重なると、食費はなかなか減りません。
実際、横浜市の情報では、家庭から出る食品ロスを食費換算すると一人あたり年間 約1万5,000円分にのぼる計算が示されています。 横浜市公式サイト
つまり、食べる量を我慢しなくても「捨てない仕組み」を作れば節約になるということ。
この記事では、今日からできる「冷蔵庫の正しい収納法」を、冷蔵室・野菜室・冷凍庫ごとに分かりやすくまとめます。
冷蔵庫収納で食費が減る理由(食品ロスと二重買い)
冷蔵庫が散らかると、よく起きるのがこの2つです。
- 奥にある食材を忘れて腐らせる(食品ロス)
- 在庫が見えず、同じ物を買ってしまう(二重買い)
横浜市は家庭の食品ロス削減の必要性を説明し、家庭から出る食品ロス量や食費換算の目安も提示しています。 横浜市公式サイト
ここを減らすだけで、食費は“我慢なし”で落ちやすくなります。
【基本ルール3つ】見やすい・まとまる・取り出しやすい
冷蔵庫はテクニックより、まず設計思想が大事です。
1)見やすい
中身が見えれば、食べ忘れが減ります。
透明容器・トレー・ラベリングが効きます。
2)まとまっている
散らばると「どこにあるか分からない」→買い足しが増えます。
同じ用途は同じ場所へ。
3)取り出しやすい
取り出しにくい食材ほど、使わなくなります。
“重ねすぎ”と“奥に追いやる”のが失敗の原因です。
冷蔵室:詰め込みすぎない収納(7割ルール)
冷蔵室がパンパンだと、冷気の通り道がなくなって温度ムラが出やすく、結果的に傷みやすくなります。
目安は収納7割です。
冷蔵室の正解ルール(これだけでOK)
- 棚ごとに「役割」を決める(朝食/作り置き/調味料など)
- トレーで“ひとかたまり”にする(バター・ジャム・ヨーグルト等)
- 作り置きは透明容器+“手前”に置く(先に食べる仕組み)
- 奥の死角を減らす(奥行きが深い棚は特に注意)
ドアポケット:入れていい物・ダメな物
ドアポケットは開閉の影響を受けやすいので、基本は調味料・飲み物向きです。
ドアポケットに向くもの
- 調味料(しょうゆ、ソース、ケチャップなど)
- 飲み物
- チューブ系(からし・しょうが等)は1か所にまとめる
失敗を防ぐコツ
- 開封日を小さく書く(テープでOK)
- チューブは“専用の小箱”にまとめる(行方不明対策)
野菜室:しなびれ防止の置き方(上段・立てる・紙で包む)
野菜室は深いので、放っておくと“底が墓場”になります。
野菜室の正解ルール
- 使いかけ野菜は上段の1か所にまとめる(最優先ゾーン)
- 葉物は立てて保存(育った状態に近いほど元気が続きやすい)
- 包める野菜は紙で包む(乾燥・結露のムラを減らす)
- “買った袋のまま”を減らす(見えない=忘れる)
冷凍庫:食品ロスをゼロに近づける管理術(立てる・区分け)
冷凍庫は、ちゃんと設計すると最強です。
ポイントは立てて一覧にすること。
冷凍庫の正解ルール
- 立てて収納(ブックエンドや仕切りを使う)
- ジャンルで区分け(肉/魚/野菜/主食/作り置き)
- 冷凍前に空気を抜く(酸化・霜つき対策)
- ラベルは“中身+日付”(マステでOK)
これだけで、「あれ何だっけ?」が激減します。
すぐ効果が出る「1週間で整える」手順
いきなり全部やると続きません。1日10分でOKです。
- 1日目:冷蔵室を7割まで減らす(期限切れ・使わない物を出す)
- 2日目:トレーを2つ作る(朝食セット/作り置きセット)
- 3日目:ドアポケットを“調味料だけ”に寄せる
- 4日目:野菜室の上段に「使いかけゾーン」を作る
- 5日目:冷凍庫を立てる(仕切り導入)
- 6日目:ラベル運用を開始(中身+日付)
- 7日目:買い物前に冷蔵庫チェックを習慣化(30秒でOK)
よくある質問(FAQ)
Q1. 冷蔵庫は何割くらい空けるのが正解?
目安は冷蔵室は7割です。見やすさが上がり、使い忘れ・二重買いが減ります。
Q2. 食費節約って、結局は我慢が必要?
我慢より先に、食品ロス削減が効きます。横浜市の情報でも、食品ロスを食費換算すると一人あたり年約1万5,000円分という目安が示されています。 横浜市公式サイト
Q3. 冷凍庫はパンパンの方がいい?
冷凍庫は“整理されていれば”強いです。
ただし取り出せないパンパンは逆効果なので、「立てて一覧」が前提です。
まとめ:冷蔵庫を整えると、食費が“勝手に”落ちる
食費を削るのがつらいなら、まずは捨てない仕組みを作るのが正解です。
- 冷蔵室:7割で見える化
- 野菜室:使いかけを上段に集める
- 冷凍庫:立てて在庫を一覧化